雪/mortalis
 
 


雪降る夜の静寂も

夜降る雪の輝きも

夜空の下の人々は

独り籠って共有してる


望みはないよと言う人の

凍ってしまった星空に

取り残された絶望は

吹く風さえも煩わしくて


今日降る雪は絶え間無く

時に消えると知ってても

望みはないよと言う人の

虚ろな心を埋めていく


望みはないよと言う人は

余計なことをと思っても

雪の無言に自分を埋めて

初めて祈ってみたりする


 
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