顔 初級編/
……とある蛙
る鬼の顔があるのをこちらは分かっている。夜の道はメイビウスの輪のようになっていて普通にいずまいを正していれば鬼はよってこない。ただ愛想のよい赤ら顔に自分から近づく子とが無いか義理の話だ。
そのうち彼者誰時がくる。赤ら顔は青ざめて来て来た道を引き返す。早くしないとあいつがくるからだ。正義ずらしたあいつ。朝の顔がやってくる。威勢は良いが陽炎のようなやつであっと言う間に昼飯の胃袋に変わる。自分自身が大好きな正論をはく前に。
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