シンクロニシティ /服部 剛
 
(汽車は鉄橋を渡る)という詩を読んだ時 
僕の乗る列車はまさに鉄橋を加速して
大きな川を渡っていた 

人生には時折、そんな 
場面と場面の符合する 
シンクロニシティがあらわれる 

ふいに見上げた車内の天井に  
一瞬、天使が横切っていった 






 
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