W.K.第六回「宇多田ヒカル『ULTRA BLUE』〜青空に沈む」/たもつ
」から取ってますが、偶然なのか、狙ってのことなのか、このアルバムは「Passion」の最後『青空の下』の一言で終わります。
五枚のオリジナルアルバムの中で、宇多田ヒカルが一番自分自身に肉薄しているアルバムだと思われます。それ故に、歌詞だけ読むと、私が嫌っていた辛気臭さという面では、一番辛気臭いアルバムになっているというのが、何とも皮肉な感じです。
その重い内容もあって、極端に賛否が分かれるアルバムです。私としては、良いアルバムだと思うんだけどな。「First Love」も好きですが、一生聴くならこっちだなあ、ということで、さらりと第六回を終わります。いえ、べつにねっとりとでもいいんですけどね。
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