W.K.第六回「宇多田ヒカル『ULTRA BLUE』〜青空に沈む」/たもつ
アルバムのタイトルともいうべき「BLUE」。二曲目のたたみかけるような終わり方を引き継いで、間髪いれずに始まります。明らかに曲と曲とのスペースが意識的に詰められています。
派手なアレンジ、でもしっとりとした始まり。歌詞はまさに宇多田ヒカル等身大の「青年の主張」。サビはもの凄いハイトーンがもの凄い勢いで延々と続く。きっと、ライブでは歌えないんではないだろうか、というくらいに、まともに歌ったら、窒息死状態ですね。生きてて良かった。
そして四曲目「日曜の朝」。これも間髪入れずに始まります。ここで少しクールダウン。三曲目と同じく等身大ですが、こちらは非常に現実的な歌詞で、かつアンニュイ。ここで一部は終
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