足/
nia
私から言葉は生まれない
私は言葉を話す人を見ている
彼らから言葉は生まれていない
言葉は多分溢れているが、一人あるいはクジラが
膝を折り、飲み込んだ 一声に いっせいのせでね
時折音楽は鳴っているが、私の他者が聞いている
切りつけられた恢復する肉芽に接吻したところで
私から言葉は生まれない
身体的な結ぼれは 言葉は他人の悲惨な言葉であるだろう
言葉は他人のものである
せいぜい足音を聞いていればよい
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