日本人に、ロックはできるかVol2/番田 
 
ない。MP3などの音声圧縮技術も、J−POPの雰囲気を消し去ることはできても、ロックのスピリットを食いつぶすことはでき無いことだろう。ああ見えても、真のロックはまがいもののコカコーラの味が存在するように、印象よりももっと繊細な作りをした音楽だからである。



我々日本人は昔から様々な欧米のアイデアを扱いやすい形にして商品化するのが得意だったが、自動車やアップルの商品たちのように、同じように加工することが難しい時代に差し掛かってきている。インターネットの高速通信が隆盛したことによって、あらゆる価値がねじまげられてきたからだ。つまり、今、ロックンロールの真の価値を知ることこそが、我々日本人にとっては大切な時代になってきたと言えるのではないだろうか。



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