W.K.第五回「ポール・デスモンド『ファースト・プレイス・アゲイン』〜JAZZなんて詳しくないけど」/たもつ
 
ど、ダブルベースが曲全体を管理しているような感じ。
などなど。
ここまでくるとどっぷりとその世界にはまって、ビックバンドのジャズには戻れなくなっていました。中学生の三年間はとにかくこの一枚をひたすら聴き続けました。気がつくと「君にこそ心ときめく」が一番のお気に入りになっていました。

 と、まあ、本当に思い出話ですね、今回は。社会人になって、自分で好きなようにお金が使えるようになると、CDで「ファースト・プレイス・アゲイン」を買い、他のデスモンドのアルバムも買い、ジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズ、アート・ペッパー、キャノンボール・アダレイ等その他のサックスプレイヤーの曲も聴き…。一枚
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