W.K.第五回「ポール・デスモンド『ファースト・プレイス・アゲイン』〜JAZZなんて詳しくないけど」/たもつ
心のここがどうしても思い出せないだけです。よく考えればわかるでしょう。何でレコードの帯にそんなエッチな言葉を使う必要があるんですか。などと誰に文句を言っているかは不明であるにしても、買いました。それは初めて買ったレコードでもありました。
わくわくして、レコードをセットします。一曲目「君にこそ心ときめく」。ギターの静かなポロンポロンで始まります。さあ、これから華々しく盛り上がるぞ、と思ったら、サックスの演奏がギターに乗っかってきます。???あれれ、なんかグレン・ミラーとは雰囲気が違う。ライナー・ノーツを読むと、なんと、サックスとギターとベースとドラムスの四人だけの構成ではありませんか。地味。とて
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