遺書にはならない足跡/セグメント
 
友人に相談し、恋人を会話をする。料理がわりと好きなので良く作り、最近はあまり食欲はないものの、大抵、漫画を読みながら食事をする。インターネットを見る。小説を読む。自己暗示や催眠術に興味があるので、それ系統の本を読む。買い物がてら散歩に行く。病院に行く。こうしたことを日々、繰り返し、特に日記や小説や随筆といった「執筆」に関わることは私を大きく支えてくれているので助かってはいるのだが。
 また、私の人生は友人に支えられてきたと言っても過言ではない。家族に恵まれなかった代わりに友人に恵まれたのではないかと、そうやって世界はゼロサムのバランスを取っているのではないかとひそかに思ってしまうほど、私は友人に
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