ボタン/ガマパックン
身近な人間が全て死ぬボタンがあればたぶん押す
自分が死ぬボタンがあれば先に押す
俺に殺されるのを哀れだと思うくらいには身近な人々の日常は愛しい
ボタンじゃなくて刃物の類いなら無理
そんな覚悟はない
ボタンなんてないから
ただ愛しい人と生きるしかない
ほんとうの なんて 偽者っぽい言葉を使うならば
ほんとうの 愛情 ってのは 多分人の親になってみないと
わからない
今まで親に与えられたヒントをもとに
自分の子への愛情を ほんとうの ものにしていくものなんじゃないかなぁ
それか 生物学的に 動物論的に
ただただわが子はいとしいものなのかもしれない
でもそれじゃぁ虐待なんざおこんねー
たくさんヒントが与えられていれば
そのぶんのヒントをまた 自分の子へ与えていく
なんて よくわからんが
ただ明日一日を一息にかけぬけよう
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