夏の冷製サーモントラウトかいわれ大根添え/salco
 
け!」
「遠慮しないの。男はね、強がっちゃダ・メ」
「やめろ! やめろおぉ!」
「んもう。若い子ってこれなんだから♪」

こうして睡眠を奪われた寸三郎は日に日に衰弱し、半月後に死体で発見された。



15)  未来の国から(最終回)

金曜の夕刻
電柱の向こうからライトブルーの全身タイツを着た男がやって来る。
「あ、ドレえもんだ!」
「わーい、ドレえもんだ」
白いお腹のポッ毛にはタコけぷたー、武子ブタ、叩けこぶ、名刺入れなど。

「おじさんね、おこずかい減らされちゃったんだよ。何せこの4月から私立だろ?」
「えーっ! じゃあカツアゲできないのぉ?」
「ごめんよ、もう役に立てないんだ」
「えーん、そんなのドレえもんじゃないいい〜」
「申し訳ない。この通りだ!」
(土下座で蹴られまくる)


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