いのりの詩/吉澤 未来
 
いようとも

どんなにちちんでしまっても

きみはきみ

どんなにかわっていても

どんなにかわっていなくても

ぼくはぼく

どんなにさみしくっても

どんなにかなしくっても

ひとはひと

てのひらにある あい

おにぎりをにぎるときみたくにぎり

ぼーるをなげるときみたく

たいようとともにいってしまう

うみにおもいきりなげこもう

そうすれば

あした ひがのぼりひかりがそそぐのか

    ひがのぼらずにあめがふるのか

きっと あたらしいこたえがかえってくるはずだ

    どちらにしてもながいとんねる

    いっしょにくぐりぬけていきたい

    ぼくはそうおもうんだ







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