目を開く /服部 剛
 
繰り返される日々の只中で 
長い間蹲(うずくま)っていた私は立ち上がり 
澱みきった自分の姿に 
力一杯ひとつの拳を、振り下ろす。 

言葉にならない叫びが 
青い空の鏡を、震わせる迄 




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