(仮)メモ/光井 新
 
B
「制約と美学」
 制約に縛られてこそ、限られた自由の中で、発想は輝くとする説がある。その説によれば、もしも何もかもが許された中で創造される混沌があるとすれば、それはブラックホールの様な闇であるという。伝々……
 推理小説の中に見られる名探偵の掟しかり、定型詩に見られる韻律の美しい響き――こいつの名は"美響"に決めた!――しかり、枝を離れた林檎の実が地面に引き付けられる万有引力の法則しかり、世界は輝きに満ちている。適当……
 もしも枝を離れた林檎の実が大空へと飛んで行ったとしたら、名探偵は事件現場に居合わせる事もなく……この辺はライトノベル的に書きたい(苦手意識の克服
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