白の海域/葉月二兎
うにして。
すなわち、このようなパラドクサルな仕方によってしかこの場=余白に現れぬ他者とは、
単なるその姿――イメージ の欠如ではなく、その仮象(appearance)
=personaを剥奪されたものであり
(一義的には人称として)未-決定な、その姿態の顕なまま剥き出しとなった“他者”である。
ゆえに、この余白は“他者”であると共に“法”の外として、「法の余白」として
記/印(marque)されることとなる。
黙秘権、
の
外側に
行ってしまうのですか、
『Phantas
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