外気圧/
……とある蛙
の節暮れだった太い幹
枝は
一様に
垂直に
幹に
生え
骨のような枝葉
魚の骨の並木道
液状化された道と灼熱の太陽垂直に伸びた針のような骨
骨のような枝葉は
ドロドロな道の両脇を
乱雑で規則的なコンクリートの
建物の剥き出しの壁面から
道を守る
ズブズブに沈み込む靴を操りながら
もう一歩だけ
前に進もうとしているだけなのだが
異様に暑く
くらくら
ゆらゆら
ふらふら
ぐるぐる
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