ビル街に覗く水平線/
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あなたの笑う顔には
不思議な海が広がって
水平線を目の前にした時のような
永遠がそこにはあったのです
(永遠なんて
信じていないくせに )
あなたの顔には永遠が広がって
わたしの唇にキスをして
これでわたしも
永遠だなんて
思えてしまう
のです、
穏やかなキスを終えて
まだ見えないあなたとの
永遠をぼんやりと眺めた
(新宿の雑踏に海をみた)
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