現代ホラー映画 2011年 夏の10選/古月
 
メント作品は、個人的には残念ながら『ポルターガイスト』くらいしかない。いや、『シャイニング』とか『悪魔の棲む家』とか残りのタイトルも確かに超名作なのだけれど、ホラーに興味のない人や疲れている人は、きっと寝ると思う。自信あるし。
なんかね、言っちゃ悪いけど家モノって退屈だったり、大味だったり、怖くなかったり、いろいろ難しいところですよ。基本的に幽霊屋敷映画とは「味わい深い」ものであって、分かりやすい面白さとは遠いところにあるのかもしれないですね。
で、この映画なわけですが、これは近年まれに見る快作でビックリですよ。
ガンで余命わずかな息子の治療のために、無理して遠方に家を借りる母親……というし
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