現代ホラー映画 2011年 夏の10選/古月
イ』をそのまま映画として公開したもの、ということなのね。だからブレアウィッチみたいにダラダラせず、ちゃんとレポーターを勤める小林が現場でリポートするし、トークもインタビューもする。テレビの心霊特番をイメージしてもらえると分かりやすいかな。
そもそもの事件の発端は、小林が取材で訪れた、とある家での出来事だった。彼が受けた調査依頼は「隣家から赤ちゃんの泣き声がする」というものだったが、この依頼が思わぬ方向へと展開していく。一連の怪現象の裏に見え隠れする「かぐたば」という正体不明の存在。やがてその呪いは、事件を調査する小林自身の身にも降りかかり……。というわけで、あんまり言うとネタバレになるので言わな
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