熱中症/榊 慧
 
い。多分幻覚も結構見てる感じです。まとまりがない。記憶の時系列がない。バラバラ。猟奇殺人事件みたいだ「バラバラ」って。

電車が本格的に無理になってきています。そんな自分が怖い。
「あと、なにもできていなくてすいません。」
「なにもできてないです。」

*
「頭痛いし眠れるかなあ。ずっと痛いんですよ。これ。」
熱中症にかかりやすいとか、どういう、俺、っていう、自我、とか。諸々。
意味分からない。
分からないまま過ぎていってたぶんむなしくなって今日もむなしくなる。そういう日々。の、またくりかえす。夏ってだいたい。



*
病院に絶望的失望感を味わい、ラーメンを食べ(かなり久しぶり)、何故かサンドイッチ(でかい)も食べ、帰宅後、吐き気と戦う。電車が無音であれば俺は何も苦痛でない。車内の会話、うるさい、馬鹿、とかそういったものがなくなれば苦痛でない。だから苦痛です。馬鹿、って、多様性のある言葉ですね。さまざまな意味でとらえて下さい。



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