いつからか。/
鳴海
共感出来ていた詩に違和感を覚え始めたのは
いつ頃だったか忘れてしまったが
しとしとと降り続ける雨の季節だった
500円で買ったビニールの傘を差しながら
待ち受け画面を見ると
ふと、切なくなったのだ
彼に電話をすると
いつものような眠そうな声で返事があり
いつものように私の話などほとんどきいてなかった
不思議なことに
想われたいより
貴方を知りたいと
想っていたのだ
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