世界の終わり/1486 106
 
昨日と今日 その間に突然刻まれた割れ目
いつも通りの景色 全てに影が落とされたよう

明日になれば何事もなく一日が始まると思っていたけど
どうやら単純に解決する問題ではないみたいだ

世界の終わりが今日だとは夢にも思わず
全てが悪い夢であればいいと願った
目の前に広がるのは受け入れがたい現実
それでも太陽はまだ昇る

町中の明かりが全て消えてしまった夜
空を見上げても星なんて一つも見つからなかったよ

あの橋を越えれば辿り着けるはずだったけど
沢山の人が列を作っていて動けなかったよ

世界の終わりを僕は生きている
その事から目を背けたくない
明日どうなっているかなんて分からない
それでも太陽はまだ昇る

まだ昇るはずなんだ
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