長いおかわり/花形新次
 
じゃねえ。」低音でドスの効いた声だったが、少し震えているのが分かった。しかし、すぐに我に返ると、サバイバルナイフを元に戻し、取り乱したことを謝り、話を続けた。
「なぜ知っている?」
「人間空母ノリちゃんからメールが届いたんだ。恐らく一斉送信したみたいだね。」
「い、一斉送信?」
「うん、読んでみようか?」僕がそう言うと、ミョギーは困った表情を浮かべ、頭を左右に振りながら「いや、いいんだ。」と言った。
「どうして、読んであげるよ。いいかい・・、あのキモいおっさんがコクってきたので、マジ、ゲロゲロでした。二度と立ち直れないように、おもいっきし・・・・・」
「やめろって言ってんだろう。」ミョ
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