浜辺にて/Giton
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寄せては返す波のようだと
きみは言う
波をかぶれば返りそうな
小さな舟にぼくらは乗って
それを岸から見ているぼくら
波寄せ来れば砂は崩れ
どこに運ばれてゆくのかわからない
かもめが銀色のせびれをさがして波に寄る
揺れる波頭に日の終焉が忍び寄る
寄せては返す波のようなぼくら
いつかは砂のように
崩れて無くなるのだろうか
どこからか来てしばしを憩いまた
どこかへ行ってしまう鳥のように
きみはぼくは流れているのだろうか
{引用=ふたりで そらを とべたら いいな
ふたりで そらを ながめていると
おおきな つばさの しろいとり
まひるの はまに お
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