夕方、公園のベンチで / もう1つの生が始まる/beebee
ぼくは夕方の景色が好きだ
建物に夕日が当たって輝き出す
( と直ぐに )
周辺の空気が藍色に染まり出す
( それでもまだ )
一部に明るい青を残している空
( 日が落ちると )
だんだん濃くなる藍と青のせめぎ合い
まわりが暗くなると反対に
地面の草や花が光を帯び始める
( そんな時間帯 )
日中の微熱を残しながら冷えていく空気が好きだ
ひとり公園のベンチに座り静かに日が落ちるのを待つ
目蓋を落とす一瞬の切れ目で夜に入れ替わる瞬間
ぼくは新しい生を受ける
夜はぼくの馴染みのもう一つの別の時間なんだ
ようこそ、スタートだね
『タイヨウのうた』…夕方の公園のうたをもう一つ。^^);
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