ハンガーから一言/酸素の枷
 
強い風が吹く
重みを無くした僕は
途方に暮れて
空間をさまよう

繋ぎ止めてくれていた
君も僕なんかを
もう見向きもしない

落ちた地面で
非力な僕を見上げて
嘲笑うだけ

大事な何かが流された
それは決して
無くしてはいけない何か

この世界で
自分の役割さえ果たせない者にいる場所はない

そう告げられる日が
すぐそこまで迫っている
んだろうな
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