雑歌/由志キョウスケ
 
友もなき日常つづるケータイに親指で打つ三十一文字


窓越しに葉の色変わるつぎつぎと巡る季節の今日という色


手をひろげ腕を伸ばせば指先に小さな葉っぱ吾は木になりたい


千代紙の折り目ただしき鶴を折り羽ばたく先に思いを飛ばす
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