詩の批評と題する散文批判/……とある蛙
 
とです。少なくとも日本の文学史では口語自由詩の評論の基準やまともな批評方法を論じたものはありません。あるかも知りませんが、私は不勉強で知りません。個別の評論は知っています。
 現在の批評とか感想とかは、極論すれば適当なところを引用して自分の感じた本当にアバウトな良い悪いで話を勧めているのではないかと考えれます。また、詩に関しての定見が独善であるのは仕方ないとしても、ともかく多様性を認めず、単にけちをつけているとか 因縁をつけているのかと いうようなレベルの散文がまま見受けられるからです。
 そこに客観的な基準となるスケールはありません。あくまでも好きと嫌いの二者択一を小難しく書いているだけです
[次のページ]
戻る   Point(7)