五十日目の日記/縞田みやぎ
 
その日の記録。

 宮城県沿岸部某市内,内陸部にある職場にいた。
 ちょうど子供らは午前中で解散。仕事区切りをねぎらう昼食会の担当になっていたので,予約してあった菓子と飲み物を店に受け取りに行って帰り,普段は置かない職場玄関前に車を置いていた。
 昼食会とその片付けも終わったのが1時。諸々の雑仕事が終わってデスクに帰還,お茶を入れて飲もうと給湯室に向かったのが2時半過ぎ。
 その「前」に何をやっていたのだろう,よく覚えていない。自分のカップにお茶は入っていなかったから,たぶん,給湯室にいた人と雑談をしながらお湯が沸くのを待っていたのだろうか。
 何人かの携帯が同時に鳴ると共に「ゴー」と
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