いのちの灯 /服部 剛
 
との周囲に 
 皆で色とりどりの花を一杯に敷き詰めた 
 告別の日 
 僕等は詩友として、一つの約束を交した。 

 「人の胸を震わせる詩を・・・書こう」 

 在りし日の人の語りかける 
 抒情詩の海から僕等はもらうだろう  

 まっさらに差しのべる両手を 
 燭台の器にしてともる 
 永遠の灯を 



  ※この詩を友の亡き父親の魂に、捧げます。 


 
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