『帰依する力』/
あおい満月
捌け口などではなく
寧ろ塞ぐ何かを求めている
出し切ることの必要性と、
止めることの必要性が等しく比例したときに、
手放してきたものへの容赦がはじまる
いたわるように
過去の傷をあたためよ
祈りを月にあたえれば刹那に光る銀の環に
繋がる未来が見える
ゆるすこと
戻ること
戻りながら
前へ進むこと
愛はいつも
空とともにあることを忘れない
空に帰依する力を
わたしは持とう
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