探索者/ダーザイン
冷たい壁の手触りを確かめながら
第十三使徒
死都
ネクロポリス
暗い地下道をたどって行くと
薄汚れた鏡に
見知らぬ男の姿が映し出された
肩をすくめた黒マントの中に
密かに呼び出される空白者の顔
そのようにして
想いおこされたモノクロームの風光の中で
煙草の先に火を灯せば
一瞬浮かび上がる鮮烈な赤
百五十億光年彼方の雪野原には
遠ざかっていく者の影すらもなく
波打ち際で痴呆のように微笑んでいた
美しい娘の面影を求めれば
ぺれすとろいか
三頭立ての馬車が
音も無くおまえの上を通過する
青ざめた馬が
神に祈りつつ神殺しを成し遂げた夜
黒馬が 再び
世
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