【批評祭参加作品】 現代ホラー映画50選(3)/古月
どの人形らしからぬ行動が笑えるような笑えないような……。続く五作めの『チャッキーの種』ではついに楽屋オチのような作風になり、迷走したあげく製作が止まってしまった。ぶっちゃけうるさいことは言わずにブラッド・ドゥーリフの怪演を広い心で楽しめばいいじゃん!とも思うのだが、どうもしっくりこないのが本音。
この映画の面白さは、子供が「人形が動いたよ!」と言っても大人は「はいはいそんなわけないでしょ」と取り合ってくれず、孤独な戦いを強いられるところ。なので、そういう心理的な要素を排除してお気楽路線になっても、別にチャッキーが可愛いのは最初から分かってるのでやりすぎてるよ、ということなのね。
どうせ主人公は
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