つまさきを 地平にむけよ/六一介
 
もはやどのような風も

ヨキをつれては来ないだろう

だから

おおみえ きって

つづくかぎり 叫んでやる


つまさきを地平にむけよ

つまさきを地平にむけよ

ふりむくな


けわしき暁光のまぶしさに

たとえ何かを落としても

それをくやんで なくのじゃないよ

明日が明後日になって

太陽がゆく路をこがしても

それを背負って


ヨキ へ


つまさきを 地平にむけよ!
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