ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」/アマメ庵
 
響曲第3番「英雄」。
何もない部屋。
無意義な生活。
ぼくは、ノートパソコンに付属した2ワットのスピーカーで繰り返し、繰り返し「英雄」を流す。
ぼくは、この交響曲が何を具現しているのか、どう言う目的で作られたのか知らない。
しかしこの曲は、無味乾燥な空間に、無意義な時間に、彩りを与える。
さも有意義なものであるような、気持ちにさせる。

ヴァイオリンの掻き立てる交響曲が何を意味するのか、ぼくは知らない。

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