「虚喩」ってなんだろ/紙飛行機
、だれにでも理解できる暗喩を使っていた。ところが宮台はその暗喩を理解しようとせず
そこに広大な菅直人的世界への入り口が開かれていることに気づかず、「ストレートな物言い」の極限である
メタ言語で応じようとする。
勝敗はあきらかだった。こやつ組みしやすしと菅から見下されて、宮台は対談のあと菅から料亭へのご招待を受けたというから
笑ってしまった。
ひるがえって、詩について考えてみると高度なメタファーを駆使した難解で難渋な現代詩は大衆から
そっぽを向かれ、そろそろ限界にさしかかっている。
現代詩的な暗喩というのはなにか高尚で次元の高い表現をめざしているものだとみなさん思われるでしょうけど
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