蛾兆ボルカさん、それはちがいますよ/紙飛行機
わりです。回収不可能だと思われるような事態でした。
それを、不屈の闘志と頑張りでもって技術者たちがハヤブサをもとの軌道に戻した。
もう、おわかりでしょう? あの本において、
技術者たちは自分たちチームの頑張りをハヤブサに託して讃えているのです。
こんなもの詩を書く方ならあたりまえの隠喩的手法じゃないすか。
さて、ボルカさんの混乱ぶりはますますひどくなる。
手塚治虫の鉄腕アトムは、人工知能が制御する人体型ロボットだった。
その物語では、プログラムされた人工知能であってもそれが実際にそこに存在してしまったら、
人格として扱う以外にない、という状況が背景の社会状況と
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