連詩「送るのはおもい」 2/10/愛心
 
君はきっと光の中で
僕の稚拙なこの詩を

その唇に苦笑を浮かべて
つらつらと 読むんだろうね

震える指先、過呼吸、中毒症状
悪いものみっつも並べて

君は君で 僕は僕で
その各々の双眸の
黒く濡れたレンズを通して

お互いの手紙を
同じ色した空のもとで
全く違って捉えるんだろうね

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