わたしが好きな詩人 ミーハー主義的雑文 1/るか
 
すよね。作品もかっこいいが、人物もかっこいい。女性からみるととんでもな
く柔弱で、頼りない男性だったそうですが。で、「かっこういい」って何、という
話になってくる。そうすると、何が「格好いい」ものなのか、格好いい、とはどん
な事で、なぜそれは格好いいのか、そんな話に、当然なってきます。で、それはひ
とつの文化ですよね。詩も芸術も文化の一翼を形成しているものとみなすことがで
きます。つまり、「これがカッコいいんだよ」という、かっこよさの形を創造し提
示することも、文化活動としての芸術、ひいては詩の果たしうる仕事の一つでもあ
るといえると思うんです。わたしのようなミーハー主義者には、中原
[次のページ]
戻る   Point(4)