寝言は役に立たなかった。/真島正人
言って、しばらく勝手に飲んでいると、少し乱れた髪で出てきて、みんなに向かって
「気分が優れないので、帰ります」
と言った。
僕が見送ると、元気そうに自転車に乗ったので、安心してしまった。
※
僕たちはそのまましばらくバーにいて、チーズを食べながら酒を飲み、そのあとでNさんの家に行って、日付が変わるぎりぎりまでコーヒーを飲みながらしゃべっていた。
※
僕は、見たかった深夜アニメが12時からはじまるので、急いで家に帰って、服も脱がずにテレビをつけて、数分見逃したけど、なんとか間に合った。
そのあとはだらだらとしながら、もうひとつ見たいアニメが2時過ぎからあるので、それま
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