歌謡曲批評-童貞ソー・ヤング-/只野亜峰
 
 銀杏BOYZというバンドがありまして、なかなか僕らの世代では人気を博したバンドなのですが、このバンドのフロントマンである峯田和伸という人物はかなり面白い歌詞を書くのです。「銀杏BOYZ」よりも「GOING STEDY」のほうが馴染み深い人もいるかもしれませんね。僕が高校生だった頃というのはちょうどHI-STANDARDを中心としたメロコアブームが落ち着き初めて青春パンクというものが台頭した時代で、「175R」とか「ガガガSP」とか「ロードオブメジャー」なんてバンドが一番脚光を浴びた時代でした。GOING STEDYもそんな青春パンクブームの中で人気を博したわけですが、キャリアを積むごとにブルース
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