いくつもの嘘を隠していた/
ayano
れかえったけれど踏み潰し、身内じゃ結婚できないこと知ってんだろと冷たく吐いてしまった。
「でも、俺もお前が好きだ」
何故こんなにも、収まりがつかないのか。身内というだけの淡い関係。きっと彼女を押し倒したら何より俺が後悔する。彼女はそ知らぬふりで笑うかもしれないけれど。でも、今はこのまま、新しい年の始まりを、祝福することにしよう。身内で結婚できるところへいきたい。
いくつもの嘘を隠していた
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