大宰府にて/soft_machine
また人で、まったく疲れるばかりだったな。
そんな風にして思い出すことは色々です。ばあちゃん、母親、マル(昔飼っていた犬は迷い犬で、拾ったのも名付けたのも私です)とは何度も来ました。マルはまだ生きていたし、ばあちゃんも元気だった。けれど激しい感傷にはもう襲われません。ちょっぴり寂しさを感じても、いい思い出です。
ちいさな、ひなびた、きっとお日様のひかりが似合うアーケード。母親は、「あんたらえらい喜んどったとよ。」と教えてくれましたが、なるほどここは子どもだった兄と僕が(今でも?)大喜びしそうな雰囲気だけど、悔しいかな憶えにありません。天満宮にこんなアーケードがあるってことを、今の僕は知りませ
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