大宰府にて/soft_machine
ょうたんくぐり門がかわいい。
先にお参りを済ませうちわを購める母が「今年はお豆はありませんの?」なんてイヤシイことを言う。「申し訳ありません、もうなくなってしまって…」巫女の言葉にうちわをくるくる回して苦笑いの母。飛梅はその隣、流石(飛梅は天満宮一の早咲きです)よく咲いていました。
本殿を過ぎると、受験期なので学問の成就を願う絵馬や瓢箪がずらっと並んでいました。千年楠に降る音の拡がり、まだ数えるほどしか花開いていない梅林。裏手の方は人が随分と減って、ゆっくり歩けます。一番奥の--何て屋号だったかな--茶屋の先で「そろそろ戻ろうか」母が言い、お稲荷様までま行かず引き返しました。
「縁切り
[次のページ]
戻る 編 削 Point(4)