とっとと落選したい公募応募らいふ。/小池房枝
 
いなぁ。書けたらなぁ。
 最後。落選続きの私は出し惜しみに続いて別のワザにも気が付きました。いやはやなんとも、使いまわし、です。どうも交通安全標語とか火の用心川柳とかは各地の何々協会やら関連企業やらで四六時中募集があるようで、あそこが駄目ならここに応募すればいいのよと、パンがないならお菓子よ状態です。が、俳句などの場合、審査員が同じ人じゃないかどうかは気をつけたほうがいいかもしれません。もっとも何百、何千、何万句の中にそもそも類句がないわけがなく、それでも尚、光るものが残され、光らず網にも引っかからず落ちたものの一々を先様が覚えているとは思えませんが。ですから「再応募 作品きちんと 落ちてから」にすることは単に応募する側のマナーの問題なのかもしれませんが。
 以上、徒然なるままに公募応募らいふの由無し事を書き連ねましたが、それではいつの日か、作者コメント欄に「とうとう一つ合格しました!」と書ける日が来ることを祈念しつつ筆を、もといキーボードを置きたいと思います。
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