の・ようなもの/
紙飛行機
ヤング婆さんが精一杯身つくろいをしてやってきた。
これがお茶の間のみなさんに必殺仕分け人と呼ばれて人気のあるヤング婆さんだとか。
ああーあー。
あーあー。
あー、あー。
と嘆いているまもなく、その腐ったガンモドキと油揚げと鶴ばあさんの傍に、
電気ショックで心神喪失したような青白い顔の男が近づいてきた。
なんとこれが日本国の外務大臣だとか。
目が、なんだか目が、宙をさまよっている。
思わず笑いそうになって、それから、ぞっとした。
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