の・ようなもの/紙飛行機
 
煮すぎた油揚げのようなものがべろんと垂れ下がっている。
そこに目がふたつ。
眼の焦点はさだまらないが凶刃のぎらつきのようなものが臆病そうな目玉の底に光っている。
日々の荒淫のせいか
あるいは新聞で報じられるごとく夜毎高級ホテルで、慣れない高級酒を傾けているせいかそれとも荒れ果てた権力闘争のせいか、
これが日本の総理の顔だというのだが、
人間の顔ではない。
みると、
この荒淫油揚げのそばに腐りかけのガンモドキが近づいてきた。
くさい息がここまで匂いそうだ。
これが日本国の官房長官というものだそうだ。
とまたそこへ、
がりがりに痩せ細った鶴のような細い首をしたヤンママならぬヤン
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