きれいな玉になれば、あるいは/光井 新
こうとしているのだから、どうでもいい事甲に加えて、どうでもいい事乙を書いてもいいんじゃないかとも思うのだけれど。
それは丙で、いつのまにか三つ巴になっちゃったみたい。この調子でどうでもいい事がどんどん増え続けていっちゃうと、どうもまとまりそうにないし、最初に書こうとしていた事を書けそうにない。でも最初からどうでもいい事だったのだから、別に書かなくてもいいのかもしれない。本来、どうでもいい事同士なら、優先順位なんてないはずなのだから。
どうでもいい事の取捨ほど、どうでもいい事はない。どうでもいい事なんて捨てて、忘れて人は生きていく。そうでなければ、前に進む事なんてできない。
私は今立ち止まっている。
道端で拾ったどうでもいい石ころを、どうでもいい気まぐれか、どうにも磨いてみたくなった。
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