詩を書くということ その2/小川麻由美
 
しかめっ面しながら
白いノートを探した

理由もなくグルグルイライラしていた
パソコンを何度も何度もリロード
したりしながら
やることないかなと

そう願っていた

最近になってようやく
白い紙に向かう事に
プレッシャーを感じなくなってきたかも

謝らなくてはいけない
ごめんなさいみなさん
まだまだ「詩」のこと私ね
わかってないの
とりあえず自立した詩を書きたい

そう願っている

時々読ませていただくと
自分の詩が陳腐に思えたり
影響されそうになって
二の足を踏んでしまう
よろよろ歩んでいるのはわかる
ちゃんと歩けるようになれば
「私」の視点でこの世の詩を
読めるようになるのかな

理論的な文章を書くのが
苦手というより酷評されて
詩を書き始めた
人間どう転ぶかわからない
私は幸い詩を見つけた

序々に書くのが楽しくなってきたみたい
いつまでも詩を書くのが楽しいことで
ありますようにと

そう願っている

気付いたら
グルグルイライラが軽くなっていた
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